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【やめられなくて損失拡大してしまうサンクコスト効果に陥らない方法】 サンクコスト効果の身の回りやマーケティングへの応用事例で その心理を学ぼう。

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投資したお金や時間を無駄にしたくなくて損失を拡大してしまう
サンクコスト効果に陥らない方法について解説します。



1年でやめたアドセンス


私は、以前にアドセンスに挑戦したことがあります。

それは、テレビのエンタメ番組を記事にして
収益を稼ぐものでした。

普段からテレビを観ることも少なく、
エンタメ番組にも興味がなかったので、
だんだんと記事を書くことが苦痛になっていきました。


でも、
すでに支払ったコンサル代と
今までの労力が無駄になるのが嫌で

1年近く続けたのですが、
結局、収益も出ないままに、力尽きて
終了してしまいました。

このような現象のことをサンクコスト効果といいます。

サンクコスト効果とは


つまり、サンクコスト効果というのは、
今まで投資したサンクコストを無駄にしたくなくて

未来への判断を誤って、さらに損失を拡大させてしまう
現象のことなんです。


ちなみにサンクコストとは、
回収できない投資費用という意味です。

また、このサンクコスト効果とは
マーケティング用語であって

心理学では、
コンコルド効果あるいはコンコルドの誤謬(ごびゅう)
と言われています。


これは、超音速旅客機コンコルドが
名前の由来となっているからです。


なぜコンコルドに由来しているかというと

それは、コンコルドが
世界初の超音速旅客機として大金をかけて
開発が進められたものの、途中で大赤字となるとわかったのに、


今までの投資を無駄にしたくない
との思いから、そのまま開発が進められて、

最終的には予想をはるかに上回る規模の
赤字を出したからなんです。

身の回り事例


実はこのサンクコスト効果は、
身の回りでもよくみられる現象なんです。


たとえば、食べ放題や飲み放題がそうです。

食べ放題や飲み放題とは、
好きなだけ食べたり飲んだりする権利を
手に入れるものです。

なので、お金を先に払ったんだから
元を取らないともったいないという気持ちが働いて
ついつい、飲みすぎたり、食べ過ぎたりしてしまいます。


それから、ギャンブルでも
パチンコで1万円負けている場合に

「1万円もつぎこんだのに、ここでやめたら損をする」
「あと少しつぎ込めば、取り戻せる」

という根拠のない思い込みでやめられなくなってしまう
というのもサンクコスト効果といえます。

マーケティングにも使われている


また、サンクコスト効果は
マーケティングにも使われています。


たとえば、飲食店などでは、お会計の時に
「次回〇〇円引き」というクーポン券を
もらうことがありますよね。

これは、
クーポン券を次回に使えるお金の代わりだと思い、

次回に使わないと損した気持ちになることを狙った
リピーター獲得に有効な手法です。

それからネットショップによくある

「3000円以上で送料無料」
「3点まとめ買いすると10%オフ」

という案内は、

どうせ買うんだったらお得に買いたい
という心理を引き出し、購入数や購入額を増やすのに有効です。

サンクコスト効果に陥らないためには


このように、サンクコスト効果は
色々な場面で使われていますし、誰もが陥りやすい心理です。


そこで、ここでは、
その対応策をあげていますので
参考にしてください。


まず、もったいないと感情的に考えないことです。

投資したお金や時間に囚われず、冷静になることです。

そして、
続けることで結果的にもっと損なるとわかったら
損切することを決断しましょう。


それから、損切をした場合には

投資したお金や時間は、無駄な費用と
なるのかもしれませんが

それまでの経験や努力は、無駄にはならないものです。


なので、この経験が将来に活かせると考え
結果が出ない時には、早い段階で損切をしましょう。


ここで、私の家の近くにあったスーパーの話をご紹介します。

その店は、顧客動静など下調べを十分に行った上で
開店したのですが、客足が伸びず、1年と経たず閉店をしました。

でも、そのおかげで、本店は潰れず今も盛況です。


これは、
サンクコストに囚われず早めに損切した結果だと思います。


このことでもわかるように
結果が出ない時には早い段階で損切することが
いかに大切かということですよね。

ま と め


サンクコスト効果とは、
今までかけた費用や労力を無駄にしたくなくて

未来への判断を誤って、さらに損失を拡大させてしまう
現象のことをいいます。

このサンクコスト効果は身の回りでもよく使われ
マーケティングでも応用されている手法です。


なので、サンクコスト効果に陥らないためには
サンクコストに囚われず冷静になり 
早めに決断し損切することが重要です。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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